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【岩国市門前町】下水管工事中に死亡事故発生!原因は急性硫化水素中毒による肺水腫!作業員3名倒れる![5月11日]

硫化水素事故

2020年5月11日(月)午前9時25分頃、岩国市門前町3丁目の下水道の工事現場で、硫化水素が発生した事故が起こりました。

「硫化水素を浴びた可能性がある」として作業員の方一名が亡くなりました。

死亡原因は、「急性硫化水素中毒による肺水腫」だったと、警察は12日に発表しました。

7月29日には、詳しい事故原因を調査するために、無人カメラをクレーンで下水道管の中に降ろし警察による調査が行われました。

【翌年、指名停止処分】2021年6月14日、岩国市では、請負業者の安全管理が不適切だったとして、同日から1ヵ月間の指名停止処分を決めたと発表されています。

書類送検後、5月31日にいずれも不起訴処分と決まったことにより停止期間を確定したとのことです。

【速報】2020年12月に、工事を請け負った土木建築会社の現場責任者ら4人が、業務上での注意を怠ったとし「業務上過失致死傷の疑い」で書類送検されました。

岩国市は、発注時に「現場の土壌から硫化水素が発生する可能性があるため、仕様書に事故防止の措置をとるよう」記載していましたが、

事故当日、「水漏れがあったが作業を中断せず、硫化水素の測定や換気なども怠った」疑いがもたれています。

岩国市門前町で下水管工事中に、急性硫化水素中毒で作業員が倒れる事故発生!

2020年5月11日(月)午前9時30分頃、山口県岩国市門前町3丁目の下水道の工事現場で「作業員が倒れている」と119番通報があり、駆けつけた消防隊員が現場で倒れている作業員を発見しました。

現場周辺は腐触土が多く硫化水素が発生しやすいところで、作業員の方はガス探知機を持って現場に入りました。

作業員1名が倒れていることに気づき、2名の男性が助け出そうとしたようです。

作業員3名が救急搬送されましたが、心肺停止状態だった30代男性1名の方の死亡が確認されました。60代の男性2名の方はケガをしているものの意識はあるとのことです。

現場は、地下12mある下水管で作業員の方も異臭を感じたとのこと。

下水管工事中、硫化水素を浴びた可能性 作業員1人死亡

11日午前9時25分ごろ、山口県岩国市門前町3丁目の下水道の工事現場で「作業員が倒れている」と119番通報があった。駆けつけた消防隊員が現場で倒れている人を発見し、作業員3人を救急搬送したが、男性1人の死亡が確認された。60代の男性2人は意識があるという。

岩国署や岩国地区消防組合消防本部によると、作業員は下水管内部で作業中だった。「硫化水素を浴びた可能性がある」と、消防から岩国署に通報があったという。

市は午前11時前、市民らにメールで「硫化水素が発生しています。至急避難してください」などと呼びかけた。県警は約2時間にわたり、周囲約300メートルへの立ち入りを規制した。

現場は米軍岩国基地の西側にある門前川沿いで、周囲には住宅街が広がっている。

引用元:下水管工事中、硫化水素を浴びた可能性 作業員1人死亡/朝日新聞/2020年5月11日 13時16分

事故現場は、岩国市が市内の業者に委託し2019年11月に始まった地下およそ15メートルに設置された水道管でした。

5月11日午前、周辺300mを通行規制、周辺住民に注意を呼びかける

岩国市門前町の事故現場周辺は、米軍岩国基地 西側にある門前川沿いの住宅地もある場所。

県警は約2時間にわたり、事故現場周囲約300mへの立ち入りを規制しました。

周辺に住む40代男性が、手足のしびれを訴え病院に搬送されましたが、命に別状はないそうです。

死亡原因となった「硫化水素」とは?

水道管

5月11日岩国市門前町で起きた事故の原因の可能性がある、『硫化水素』とは何なのでしょうか?

硫化水素(りゅうかすいそ)とは?

硫黄と水素との化合物。化学式 H2S 無色のガスで腐った卵のような悪臭がある。

2005年には秋田県の泥湯温泉の駐車場近くで硫化水素ガスがたまった雪穴に落ちた家族4人が死亡した。同県の乳頭温泉郷では15年に源泉付近で配管作業していた3人が亡くなる事故が起きている。

空気中に含まれる硫化水素ガス濃度が100~300ppm程度の場合、個人差もあるが8~48時間で気管支炎や肺炎、肺水腫による窒息死に至る。700ppm以上だと数回の呼吸で倒れる「ノックダウン」を起こすとされる。

引用元:コトバンク

以前にも国内で硫化水素が原因の様々な事故が起こっています。

事故後の岩国市の対策

水道管事故対策引用元:KRYニュースライブ/2020年6月4日放送

6月4日のKRYニュースライブで「水道管事故後の対策」について放送されました。

事故の2日後に、約600tの水を管内に注入し、地下水が漏れ出るのを防ぐ薬品も注入したとのことです。

また事故後から硫化水素濃度を継続測定して、これまでに異常は感知されてないとのこと。

工事前調査でも「硫化水素が発生しやすい場所」と判明しており、岩国市は業者に注意を呼びかけています。

今後はさらに、受注業者への指導を徹底していくとのことです。

引用元:KRYニュースライブ/2020年6月4日放送

警察は業務上過失致死容疑も視野に事故・事件の両方から捜査へ[2020年7月29日]

下水道管事故現場検証引用元: Jチャンやまぐち/ yab

7月29日、事故当時の有毒な硫化水素が発生した状況などを調べるため、自走式の無人カメラを使い警察による現場検証が行われました。

現場検証には自走式の無人カメラを使用。

クレーンで下水道管の中に降ろされ、捜査員が遠隔で操作しながら、内部の写真や動画を撮りました。

7月29日の「Jチャンやまぐち/」でも報道されていました。

警察は、業務上過失致死も視野に入れて、事件・事故の両面から調査し事故の詳しい原因を調べています。

12月に現場責任者ら4人書類送検へ

2020年12月に、工事を請け負った土木建築会社の現場責任者ら4人が、業務上での注意を怠ったとし「業務上過失致死傷の疑い」で書類送検されました。

「tysテレビ山口」などで、報道されています。

記事の内容は以下の通りです。

岩国市・下水管の硫化水素事故で4人書類送検「換気などの注意義務怠った」(山口県)

今年5月に岩国市の下水道工事現場で3人が死傷した中毒事故で、警察は11日までに、工事請負会社の社員で、現場責任者や技術管理者などの男性4人を業務上過失致死傷の疑いで地検岩国支部に書類送検しました。この事故は今年5月、岩国市門前町の下水道工事現場で、下水管の中に硫化水素が発生。

作業していた男性1人が死亡し、助けに入った男性2人が負傷しました。警察によると送検された4人は、下水管の中に硫化水素が発生することを予測できたにもかかわらず事前に濃度を測ったり換気したりするなどの注意義務を怠った疑いがもたれています。

工事を発注した市は事故原因について「地下水の中に溶け込んだ硫化水素が下水管の中に入り、気化したことが考えられる」として、再発防止策を取ることにしています。

引用元:岩国市・下水管の硫化水素事故で4人書類送検/tysテレビ山口/2020.12.11

まとめ

警察は、発生したガスが何であったかなど詳しい原因を調査中。その後、12日に「急性硫化水素中毒による肺水腫」と発表されました。

お亡くなりになった方のご冥福を心からお祈り申し上げます。

※ご紹介している内容は、記事公開時点での情報となります。変更・更新されている場合もあります。

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